船場を新たな時代に向けて再活性化するために、「住・職・遊」の機能を複合させるなど、新しい力を多元的に編成する街づくりが求められています。例えば、ニューヨークなどの都心において、衰退した旧来型業務ビルエリアに、ITを活用した新産業が新たな居住者と共に入り込むことにより地域の活気が戻り都市再生が図られた例があります。「住・職・遊」の営みが総合的に満たされることで、街の魅力が更に増幅されているようです。
大阪の都心部においても、旧来型のビルエリアであったところが、新しい居住空間や、ITを活かした新しい都市型新産業の拠点として生まれ変わる兆しが見られます。地価や賃料の低下に伴って、居住や新たな産業が芽生える成立条件が整ってきたともいえるでしょう。
経済力の低下が指摘されているとはいえ、船場は依然としてビジネスや都市文化の形成にとって有利な地区なのです。こうした条件に加え、大阪産業創造館が2001年1月オープンしました。このような組織が連携して、新産業や新しい試みをさまざまな面から支援することにしています。そこに船場に新たなビジネスと文化が生まれるポテンシャルがあるのです。 |